今まで私が知った事の中でちょっと面白かった歴史の豆々知識を。

1.〜紫式部は「狂言綺語」の罪で地獄に落ちた!?〜
まず初めは「源氏物語」の作者・紫式部についての豆知識。「きょうげんきご」とは、誤った使い方の言葉
・むやみに飾り立てた言葉の意味ですが、和歌や物語等を卑しめる表現としても用いられます。
狂言綺語を軽く扱う事は仏教の教えに背くとされ、紫式部もこの罪で死後地獄に堕ちたと言われていた事があったそうな。その罪を救うために「源氏供養」なる法会も開かれ、その様子が平安時代末期の歌人・藤原宗家の和歌等に伝わっています。
あの有名な物語を書いたがために、「地獄に堕ちた」とまで言われるなんて今ではなかなか想像しづらい事ですね。

2.
「夏目漱石は樋口一葉と結婚するはずだった?」
夏目漱石は「我輩は猫である」や「こころ」で有名な日本を代表する作家の一人。かつての千円札にその肖像画が使われていたことでも知られています。
一方、現在の五千円札にその肖像画が使われる樋口一葉。明治時代の女流作家で「たけくらべ」等の作品を世に送り出しています。
この二人の父親が実は同僚同士であり、夏目家と樋口家の間で縁談は進みます。しかし、貧しかった樋口一葉の父親は縁談当初から夏目家に借金を申し込み、その結果縁談は破談
。樋口一葉の方はその後結婚することもなく、24歳の若さでこの世を去ります。

もしこの二人が結婚していて子供が生まれていたら、親に匹敵する程の作家になっていたかも知れません。

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