倉庫もといゴミ箱

□世界の喧騒
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※黒分朝♀
※学パロ



「ちょっとどういう事や!」

「何が」

アントーニョの憤りは恋人であるアーサーの一言に一刀両断されてしまった。

「なんで今度のデートキャンセルやねん!」

「ああ、それ。用事ができたって言わなかった?」

「今回の事だけやない。前もその前もそうやって断ったよな、会長さん?」

「………」

彼女の沈黙を肯定としてアントーニョは嘆息する。恋人となって一ヶ月。デートは0回。これはどうなんだ。

「それはデートよりも大事な用事なんやな?」

こちらの質問に対してだんまりのアーサーに彼は背中を向けた。

「もうええ、帰るわ」

「ッちょ、待って!」

袖を引っ張られ振り向くと、メガネの奥でエメラルドグリーンが揺れ動く。

「…なんやねん。俺が嫌いなんやろ?」

突き放すアントーニョの言葉にアーサーは首を横に振って金色の髪を揺らす。

「せやかて偶然が三度続くとは思えんしなぁー」

わざとらしい言葉すら今の彼女には耐え難いものだった。
数瞬の間目を泳がた後、頬を赤く染めて呟く。

「き、気まずいんだ…」

「――は?」

「二人っきりでどうしたらいいかわかんないって言うか、恥ずかしいって言…!」

しばらく呆けていたアントーニョだが、話の途中でアーサーの細い身体を抱きしめた。

「アーサーめっちゃかわええ」

「は、離…んぅ!?」

笑いながら耳元で囁いて、僅かな抵抗をした恋人の口を塞ぐ。
事態を飲み込んだアーサーは熟れたトマトのように赤く染まっている。

「ははは、耳まで真っ赤やで?」

「誰のせいだばかぁ!」

「ふぎゃあっ」


ひきの産声
(そこはアカンよ、アーサー…)


いや、学○黙示録の高城さんが♀朝にしか見えなくてさ((

____―

※初書き芋兄弟
※CPでないような希ガス



「何をしているんだ、兄さん」

ルートヴィッヒは頭を痛めた。
彼が兄の事で頭を痛めるなど今更ではあるのだが、今回は特に酷かった。

「でな!そん時に俺様が、」

「ヴェー…」

こちらの質問すら聞こえていない様子の銀髪の男。もはやこの質問すら飽きてきていた。

「それは素晴らしいですね」

「だろ!んでな、そこに…」

「もういいだろコノヤロー」

ここは某国国会会議場。そこに乱入したそいつによって会議はいつも以上に進まない。その元凶が兄であることは言うまでもなく、ますますルートヴィッヒの胃痛を促進させることとなる。

「おい誰だよ。あいつ参加させたの!」

「え、ちょっと!何でお兄さん睨むの!?」

「賑やかでええやんかー」

「そんなことよりお腹すいたんだぞー!」

国々から非難の目を向けられているギルベルトだが、本人は気がつくはずもない。

何度問い掛けても、無視されるか五月蝿いと一蹴されてしまうかだった。五月蝿いのはどちらだとルートヴィッヒは叫びたい。

兄の話の犠牲となっている菊とフェリシアーノを見つめてゆっくり立ち上がった。

「いい加減にしないか、兄さん」

「何だ、ヴェスト?こっから俺様のカッコイイ話が、」

「その言葉は聞き飽きた」


肺が大気を拒絶している
(ぐ、ちょ、絞ま…ッ!)


Q、何故芋兄弟を書いたのか。
A、そこにジャガ芋があったから。





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