倉庫もといゴミ箱

□今夜も響く
1ページ/3ページ



※山無し落ち無し意味無し!






いつものようにネサフをして
いてある時ふと思い出した。
クラスの誰かが言っていたツ
イッターというコミュニケー
ションサービスの事。

自分自身はそこまでやりたい
とは思わないのだが、ダラー
ズの創始者としては一応見て
おくべきか。

そして何より、知的好奇心に
勝るものはない。

マウスとキーボードを使い操
作をしてトップ画面に入ると
、たくさんの人間の呟きが流
れていた。中には有名人や政
治家までいるではないか。
噂には聞いていたものの、こ
れ程規模がデカイとは予想外
である。

そのまま視線を走らせている
と一つ、気になる存在を見つ
けた。

目の前のディスプレイに浮か
ぶのは《甘楽》の二文字。

……いやいやまさか。ないな
いない。

甘楽と言う名前なんていくら
でもいるわけだし、自分から
最悪な条件に絞り込むなんて
止めよう。

すると甘楽さんの新しい呟き
が更新される。

《池袋なう!やーっと仕事終
わった〜》

………うわ、ちょっと待て。
そんな有り難くない現実を突
き付けてこないでほしいです。
何かもう、確定した気がしな
くもないが僕は認めたくなか
った。

逸らしていた眼を戻して見る
と、再び呟きは更新される。

《歩いてたら標識投げられち
ゃった(笑)》

 な に し て ん だ 
こ の 人 !

え、何?わざと!?
楽しむ相手を想像していたら
何だかとてもバカバカしくな
ったので、ログオフしてパソ
コンをシャットダウン。

《あ、自販機がとん》

ログオフする前に見た呟きは
、書きかけで更新されていた。


今夜も笑い声が響く
(アレで立派な成人なんだよ
な…)


うざやって絶対に(嘲笑う意
味を含めて)ツイッター好き
だよねって話。


次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ