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□何時だって相入れない
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せめて愛し合っている時ぐらいほんの少しでも貴方の心を感じることが出来れば、一人で居るときにこんな辛い想いをしなくて済んだのに
俺が一時でも良いからと独りよがりで頼んだことに貴方は優しいから応えてくれたけど、目が覚めた時に隣に居ないのがこんなに哀しいだなんて、知りたくなかった
それでも俺は甘くて哀しい一時に縋ってまた繰り返すんだ
貴方は全てを知り尽くしたような眼差しでいながらそ知らぬ顔をしてまた俺に口づけるんだろう
なあ、俺が貴方と愛し合っている時に流す涙、何だか分かるか