黒子のバスケ

□4.偵察といきますか!-前編-
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紫「千鶴ちーん!!!」
















練習が終わり
片付けに入った頃.
いつものんびりな紫原くんが
血相変えて駆け寄ってきた。


















「紫原くん??どうしたの??」







紫「千鶴ちん.
明日東京行くってホント?!」














ガシッと紫原くんの大きな手が
わたしの肩を掴む。


















「あ...うんっ。そうなの。
マネの仕事で行くんだ!」











紫原くんに返すと
会話を聞いていたのか
健介がすっ飛んで来た。
















福「あ?え?!東京?!」








健介のテンパり様から見ると
まだみんな知らなかったらしい。





...紫原くん.監督との会話を
盗み聞きでもしたのかな?

















「うんっ。都内の高校を
偵察に行って来いって。」







福「...俺も行く。」






紫「はー?行くなら俺でしょ」










「だーめ!!選手は練習があるから
わたしが行くんじゃない」












一緒に行くと言い出した2人に
言い返す。













福「そりゃあそうだけど...」









それでも心配な健介は
引き下がらない。









「あのねー健介。
わたしだって新幹線くらい
1人で乗れるよっ??」








福「それは分かってるっつの!

千鶴が誰かに
連れて行かれちまったら...」








「あーりーえーなーい!!」








紫「いやいや.絶対あるよー。」








「紫原くんまで!」












なんやかんや言い出す2人。





すると.後ろからそっと
肩に手を置かれた。












氷「千鶴先輩は
しっかりしているから
大丈夫ですよ。きっと。」









後ろに居たのは氷室くんだった。






氷室くんとは初対こそ
いろいろあったものの
今は普通に仲良しだ。













「ほーら!氷室くんは
分かってくれてるよっ??」








福「...っんー...」







紫「室ちん...」












氷室くんに説得され
2人はようやく納得したようだ。








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