黒子のバスケ

□3.見知らぬお兄さん
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千鶴視点。













「ふうっ...。まあ一通り
準備出来たよね...」











部室に入ったあと.
ドリンクを作ったり
干したタオルを畳んだり。









いつもと変わらない仕事。



でも急いでやったからか
汗をかいてしまった。










でも今日は都合がいいことに
着替えのTシャツを一枚
持ってきている。









下はスカートのままでいいし
上だけ着替えよう。











そう思って小走りで
部室に向かった。

























「うーん...今日暑いなあ...」







今はまだ4月下旬。

それでも春の陽気と言うのか
早めの初夏と言うのか。








今日はじっとりと
汗ばむ気温だった。











「みんな練習中だし...いーよね」








練習中は休憩時間ですら
部室に戻ってくる部員は
ほとんど居ない。







それをいい事に
わたしは上半身だけ
下着姿になった。






...我ながら女子力低い。










まあ暑さには勝てない訳で。








はしたない格好のまま
椅子に座り.
そばにあった雑誌で
パタパタと自らに風を送った。






















「ふぅっ...大分マシになったな」








あれから10分弱。
汗も引いたし.そろそろ上着をきて
体育館に行こう。










そう思ったときー
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