Dream*shot
□婚約者。
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ある日のことくそばああ、(母さん)が執事ではない家族以外の者を俺に送りつけて来た。
「で?誰?俺今忙しいんだけど?」
「お母様から選ばれた者です。キルアさんの婚約者です。」
「はあ?」
「キルア結婚するの?」
「しねーよ。誰がこんなんと。」
「でもさ接してみて悪い人じゃなかったら考えてみてもいいんじゃ…」
「ゴン!きっとこれは罠だよ。ババアの考えてることはわけわかんねーからな。」
「じゃあ帰ってもらう?」
「…(泣)」
彼女が泣いている理由は追い返されるからではなかった。
「あんたさ今何歳?いくらで雇われたの?」
「14歳です。雇われてはいません。うちの曾祖父とおじい様が古いお知り合いでお声をかけてもらいました。」
「じっちゃんまで巻き込んだのかよ。」
「ご迷惑だとは思いました。でもせっかくお気に召してもらえたのに断る理由もなく訪ねて参りました。」
「俺に会ったこともないのによくOKしたよね?」
「あっ…はい。」
(この女嘘ついてる。本当は違う理由で俺に会いに来てる。)
謎の少女 リンネとゴンとの不思議な共同生活がスタートした。