Dream*shot
□もうちょっとだけ…
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男は仕事が大変だと好きな女に会いたくなる。
女は仕事が大変だと一人の時間を求める。
「もしもし?」
「 リンネ?今日忙しい? 」
「いつも忙しい。」
「ははは。(笑)じゃあ会えないかな?」
「じゃあ今日夜家来る?」
「行く!」
無邪気な子供の様なシャルナーク。
彼女の前だと甘えん坊な彼は誰が見ても可愛い年下の彼氏。
「ただいまー」
がばっ!!!!
ぎゅー!!!!
「ちょっとー!離して!」
「ヤダね。離れないよ。」
リンネが帰って来たらいつもお構いなしに抱きつくシャルナーク。
「ほら〜もうご飯作ってあげないよ!」
「ちぇっ!」
仕事中や旅団にはこんな姿は見せたことのないシャルナークだがやはり彼女にはべったりの甘えん坊らしい。
みんなが見たら震えます(笑)
「 リンネ ?これなに?めちゃくちゃ上手い〜♡」
「でしょ?肉じゃがって言うのよ。いっぱい食べてね。」
シャルナークは リンネの手料理が大好きだ。
異国の食べ物は新鮮で初めてなのに懐かしい味がした。
「シャル?また大変な仕事だったの?」
「うん…。」
悲しそうな声で答えた。
リンネはいつもと違う様子を感じとっていたがあえて理由は聞かなかった。
ウヴォーが鎖やろうに殺された時シャルナークは リンネの前で泣いた。
そして狂ったように酒を飲み続けた。
今はパクノダを失い。
自分達のリーダークロロとも接触禁止。
他の団員達はわからないがシャルナークはかなりの精神的ダメージを受けていた。
本人は気づいていない。
「シャル〜♡食べたら一緒にお風呂入ろうか?」
待っていたかのように返事をした。
「入る♡」
自分だけに見せる素直なシャルナークが リンネは愛しくて仕方なかった。