パラレル 〜守るよ〜

□擦れ違い
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「ダイさん、いいんですか?京さんとのお話は…」
「あぁ、邪魔だろ。俺がいたら」
「……?それって京さんがレオナさんを好きって事ですか?」
「…そうだろ」
「それは有り得ないですよ!京さん彼女いますもん」
「知ってる。でも何かいい雰囲気だったから…。俺に変な事気遣ってくるし」
「変な事って?」
「レオナが俺を好きになるとかなんとか」
「ふぅん…それは本当に心配してるんじゃないですか?」
「どう考えても有り得ない」
「そう…ですか?」
「それにアイツら何か仲良いし、ドレスも京と二人で買いに行ったりさ…何か似合いのカップルだし。俺も京なら…」
「京さんなら?」
「あ…いや、とにかく似合ってるって事かな」
「ふぅん…」








ダイとアテナが他愛ない話をしていると、パーティ会場の中心から何やらザワザワとした騒ぎが聞こえた。


「何でしょう?」
「人垣ができてるな」
「ちょっと見に行ってみましょうか」


ダイとアテナが人垣へと近付くと、何やら人が倒れているらしかった。
誰かが救護人を呼べと言った声が響いた。


「んん…」
「オイ、大丈夫か?レオナ」


その声は準優勝チームのテリー・ボガードの声だった。
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