小説(オリキャラ)

□泣き声
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ハイデルン部隊とモラン部隊、そしてノーベルト部隊という米軍No.3のトップの特殊部隊が集まった合同任務。


大きな仕事を終え、上の役職の人間を省いた人間がここ、カリフォルニアのイリュージョンバーに集まっていた。





「…っにしても凄い顔ぶれだな〜」
高い階級にいるはずの海斗がそう言った。


互いに友好的なハイデルン部隊とモラン部隊が合同任務を終えて祝賀会を行う事はよくあることだ。
しかしなんと言っても今日はノーベルト部隊の人間も一緒なのだ。
ノーベルトの指示で参加したのだろうが、なんとも犬猿な雰囲気をかもしだしていた。



「何考えてんだ、あの糞隊長…。胡散臭せぇ」
「若?口を慎みなさい」

海斗を注意したのは同じモラン隊の黒衣の男、源鬼々。黒髪の日本人27歳。
細い目をさらに細くさせて穏やかに注意をする。

「別に糞親父共はいないんだから言いたい事言ったっていいだろ、源」
「いけません」
「なぁなぁ、海斗ォ!これっ!この肉美味いぞ!」


突然、場違いな明るい声を出したのはどう見ても子供の姿をした少年エドワーズだ。
薄茶の髪を無邪気に揺らしてテーブルの上の豚肉を頬張っている。
口元から覗いた八重歯がかわいらしかった。
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