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□もしも、さ!
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真っ暗で無機質な部屋のなか、テレビの騒音と止まないマウスのクリック音だけが響き渡る。
そう、いつも通りの日常。
ふと、何気にテレビの方へ顔を向ける。どうやらなにか事件があったらしい。

──〇〇町の〇〇市で少年の遺体が発見されました。
発見したのは〇さんで、路地裏の電灯に倒れていたところを発見し、近くの病院へ運んだところ、すでに死亡していたとのことです。
少年は自宅?の部屋へ運ばれました。
鹿野修哉さんのご冥福をお祈りいたします。
さて、次のニュースは────


開いた口が塞がらない、とはこのことだろう。
カノが・・・?そんな連絡はきた覚えが───・・・。
携帯を確認すべく切っていた電源をつける。
見ると、キドさんから約30件もの着信が鳴っていたことに今さら気づく。
急いでかけ直すと、すぐに電話は繋がった。
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