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□また 会えるよね
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入道雲が立ち上る空。青く蒼く満たした硝子のようにちりばめき、太陽が生み出す炎天下のなか、ただ笑っている陽炎。
そんな、何処にでもあるような、小さな世界。
──みんなで笑いあった、夏の日も。
散々だって、笑い飛ばした日々も。
目が眩んだ陽射しの下、その終わりは揺らめいていた。


『今日で 最後にしようか。』
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