あんぱんまん
□近いような遠いような
1ページ/3ページ
『こんにちわ』
ユンカはパン工場に来ていた
ジ「やぁ、ユンカちゃん。よく来たね」
バ「こんにちわ、ユンカちゃん♪」
ジャムおじさんとバタコさんはユンカを歓迎してパン工場の中に招いた
『ん〜…今日もパンのいい香りがしますね』
ジ「毎日焼いてるからねぇ」
バ「今日もユンカちゃんの好きなパン焼いてあげてるわよ!」
『わぁ!ありがとうバタコさん!』
ユンカは週に1回必ずパン工場に来ていた
理由は2つ、バタコさんやジャムおじさんの焼くパンが大好きだから
もう1つは、バタコさんやジャムおじさん、チーズが大好きだから、それと…
「あ、こんにちわ、ユンカちゃん」
『あっ…アンパンマン、こんにちわ』
少し気になっているアンパンマンがいるからである
アンパンマンはちょうどパトロールから帰ってきたところだった
「今週も来たんだね!ゆっくりしていってよ」
『うん、ありがとう』
アンパンマンはユンカに飲み物を渡した
『パトロール終わったばっかりなのにごめんね』
「いえ、これも僕の仕事みたいな物だから」
いつもの優しい笑顔をユンカに向けた
そして、ユンカに温かい紅茶の入ったカップを渡した
『ん、ありがとう』
ユンカは飲み物を飲み始める
「その紅茶、味はどう?」
『え、あ、すごくおいしいよ!でも、どうして?』
「その紅茶はね、僕の友達が紅茶の葉っぱを大事に育ててるんだよ。ユンカちゃんがパン工場来るからもらっておいたんだ」
『へっ…私のために?』
「うん、そうだよ。おいしいって言ってもらえてよかった」
そしてアンパンマンはまたニコッと笑った
⇒