救命医と胸部心臓外科医と脳外科医と小児外科医と…

□Kalute 8,出逢い〜進藤side 〜
2ページ/3ページ






医者全てが白衣を着ているわけではない。





青色や緑色の術着っぽい袖の短い服を着た人が救命医だろうか。





ICU を中心にあちこち走り回っていた。





その中の1人に進藤は声を掛ける。





進藤「あの、こちらの医局長はいらっしゃいますか?」



「君は……?」



進藤「今日から正式に東都大学附属病院高度救命センターに救命医として勤務することになりました進藤一生です」



「君か……上から話は聞いてるよ。こっち着いてきて」





そうして、進藤は医局に案内された。





医局には数人の人がデスクに潰れるようにしていた。





「局長!!!!」





その声に、寝ていた人たちは飛び起きた。





そして、進藤に気付いて口を開いた。





「誰ですか?」



「今日から正式に東都大学附属病院高度救命センターに配属になった進藤一生君だ。相当優秀な若手だからあまりイジメないでやってくれ」



「初めまして、僕は医局長の小田切です。こっちは君の先輩の馬場先生」



「よろしくね」



進藤「こちらこそ」




握手をかわす進藤たち。





その時、タイミングがいいのか悪いのか医局のホットコールが鳴った。





反射的にそれを取る医局長。





小田急「はい、こちら東都大学附属病院高度救命センター」





こうして、新しい1日が始まった。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ