100hit記念小説〜哀歌・龍の血と遺志〜

□episode7,アメリカ時代
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そして真希と生は、アメリカに行くことになった。





というのも、真希がアメリカのとある病院からオファーがあったためだった。





もちろん、彼らは朝田龍太郎がかつてアメリカにいた時に関わったことのある人たちであり、生が産まれてからはその子を1度も見たことがなかったため、見てみたかったということもあった。





こうして母子2人はアメリカに渡り、まずはオファーのあった病院へと向かった。









NYメディカル総合病院





タクシーを降りて、2人は目の前の建物を見つめる。





大きな白い外壁で統一された、重厚ながらも清潔感溢れる佇まい。窓は所々開いており、その開けられた窓に太陽の光が反射してとてもキレイで神々しく見えた。





正面の自動ドアをくぐり、中に入る。





室内には人がたくさんいて、活気に溢れながらも笑顔と笑い声が絶えない素敵な病院だった。





なかなかこんな病院はあるものじゃないだろう。





そんなことを辺りを見回しながら考えていると、前から1人の人が近付いて来た。

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