龍の愛した女性〜ヒト〜

□case 8
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朝田サイド








伊集院「それにしても、朝田先生が新しいメンバーを入れるなんて珍しいですね」





荒瀬「何かあったんだろ〜♪♪」





朝田「荒瀬」






藤吉「朝田もそういうやつだったんだな」






朝田「どういうやつだよ……」







相変わらず、朝田先生はこういうことには鈍い。






いや、もしかしたらわかっていてわかっていないふりをしているのかもしれないけど、どちらにしても、今まで朝田先生には女性関係の噂は聞いたことがない。






一瞬、コッチか!?






と思ってしまった時もあったけれど、






「オレはそっちには興味ないから安心しろ」






と、即刻否定された。







朝田先生のそっちを想像して気持ち悪くなってしまった自分がいたことに気が付いた。







朝田「オレだって可愛いいなって思う時くらいある」






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沈黙が続く胸部心臓外科医局







それからしばらく、朝田先生は口を聞いてくれなかった。
 

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