救命医と胸部心臓外科医と脳外科医と小児外科医と…
□Karute4,初めての当直
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研修初日は無事(?)に終わり、その日のうちには4人の研修医たちのことが病院内の話題となっていた。
4人が最初から目標の科を決めていたこと。
それぞれが目標とする科がどれだけ激務で危険が伴うところであるか、ということ。
それをちゃんと理解した上でもなお変わらないこと。
研修医朝田先生と同南方先生のある意味の大物感。
それとは対照的な進藤と西條先生のこと。
4人は違うようで違わないこと。
医療に関することだけは上級医にも食ってかかること。
臨床技術、医学知識。
どれをとっても、
本当に研修医か?
と思わせるくらいの。
色々な意味で大物だが、悪く言えば彼らはその存在自体が劇薬にもなりえるものであること。
今年はこれはまたエライのが来たな……
と、その4人の研修医のことばかりで、
指導医があまりよく思ってないのは誰が見ても明確だった。