100hit記念小説〜哀歌・龍の血と遺志〜
□episode 14,州外研修医
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ジョン・ホプキンス病院
この病院は、アメリカではハーバード大附属病院と並んで人気も医療技術も高い大病院である。
そんな病院に、朝田生は州外からの外科系研修医として赴任することになったのだ。
到着前から、その州外研修医のことが話題となっていた。
(外科医局)
ケビン「みんな聞いたか?今日から外科に研修医が来るらしいよ」
ソフィア「知ってる!州外から来るんでしょ?」
ガイ「州外から、しかも外科で来るなんて相当優秀なんだろうな」
ケビン「どんなやつなんだろうな……」
その頃、正面玄関では……
生「ここがジョン・ホプキンス病院か…………」
朝田生は、今日から研修医として赴任する病院の全体を見回していた。
時間は、朝の8時。夏期ということもあり、まだまだ暑い陽射しが院内に差し込むが、適度な冷房によりそれはいくらか緩和されていた。
生はダーク系のスーツを着ており、他にも数人の内科系の研修医と州内から来た外科系がいた。