【各話の登場人物、妖怪、設定について】
※自分の中で話を振り返るのと、言い訳付けの為にこの項目を設置しました。
全て現在公開中の章のネタバレになります。が、この先のストーリーに関する所には触れないように書いています。









*序
この時点での主人公の魂の形は性別を持たぬ妖狐として設定しました。
娘の命を奪ったお供の男は、ナルトのサスケ君のつもりでは無かったのですが、今思えば似た雰囲気が有る様な…蛇関連ですし。
妖狐を封印した人物は陰陽師的な術者をイメージしています。
一つ目の鬼は、多分沢山いるだろうということで一匹呼んでご出演頂きました。

*堂々巡り
これは完全なる捏造の妖怪です。
この章の登場人物は次の場所に歩かせる間を繋ぐ為の名もないザコキャラですね。

*虎ノ屏風
物に宿るモノを書いてみたかったのです。
白虎とか好きなんですよね。猛獣、神獣、聖獣なるモノが。

*魔蝕の剣
薬売りに主人公を同行させる為の縛りとして、その存在を“剣”と例えました。

*墓場の鬼
吉彦は知る人ぞ知る、あのヨシヒコから名を頂きました。好きなんです。ヨシヒコ。
火車という妖怪の正体は、猫らしいんですが
猫は後々沢山出したかったので、狐と近い感じのする狸として書きました。

*人拐い
まず、派手な格好に着替えさせようと。
ニーハイ足袋とか有ったらイイナ。
あとは銀さんとお話しさせたかったんですよね。お妙ちゃんを人質にして申し訳無かったです。
狒々という妖怪はゴリラみたいな奴だと思っています。

*器の名
そろそろ名前変換を取り入れたかったこの時期、主人公が依り代の娘に愛着を持つ様に仕向け、雪村さん達を都合よく交えて、娘や佐助に関する語りを入れる事に。
書き出しの時点から、依り代は櫛名田姫をモデルにしていたので、関連する須賀、稲田という名前を登場させました。
娘の名付けに関する場面では、名前変換しても違和感の無いよう、母の形見の“櫛”のエピソードを付け加えました。

*山の怪
家に居る愛猫、マカ(マカダミアナッツ)を登場させたかったのです。仔猫の頃を思い出しながら書きました。
薬売りは隠れ猫マニアなので、猫知識は豊富です。
しかし旅に猫を連れて行く事は出来ないので、楓ちゃんに育てて貰うことに。
虎徹さんには設定に合った格好に変装して頂き、御親戚の酒屋から送られて来た上等なお酒を振る舞って頂きました。
猿神は農耕を司る土着神として設定しました。

*何処へ行く
自分になつくひとりの人間に拘り、別れの辛さを体験させる為のお話です。自分の持ち物を置いて、その場を去らせたかったのも有ります。

*張られた糸
蜘蛛、大嫌いなんです。けど、ウッカリして毒に犯された薬売りを書きたかったんで仕方なく。土蜘蛛怖い…。

*盲目の霧
目の見えない女の子に惚れた山犬に噛まれ、心に渦巻くよく分からない感情は一体何なのか?と知りたくなる気持ちを持たせる様に仕向けました。
それが見えない主人公も盲目なのです。
妖狐の姿を見て、あーそう言えばこんなんだったわ〜!と自分を再確認って感じです。
零の章で太腿に刺青みたいな模様が欲しかったのでハイパーさんにお願いしました。

*盲目の霧 【零】
エロは要らんと思っては居たんですが、後々の為にこの夜がどうしても必要だったのです。
薬売りは感情表現が薄いので、その為にも。
どうせなら、できる限り綺麗に…と無理して書きました。
因みに私、こういう時に良く喋る男、嫌いなんですよねぇ。

*黎明
天叢雲剣、草薙、依り代は櫛名田姫ですので、主人公はやはりスサノヲです。
お二方にアマテラス、ツクヨミに扮して頂く事は初めから決まっていました。
じゃあ退魔の剣は天叢雲剣だよね?とか思っていましたが、アマテラスとスサノヲの誓約の都合も有るので、退魔の剣はスサノヲの十握剣だったと言う設定にしたのです。
薬売りの鏡は八咫鏡、あの赤い首飾りは八尺瓊勾玉だと私は思っていたんでね。
ちらりと顔を見せたニタ様はもう少し後に登場します。

*混濁の縁
濁る川と濁る心情、白い蛟と黒い大蛇、そして依り代の因縁を混ぜました。
それと長い距離を移動させる為の乗り物が欲しかった。って言うか薬売りと馬に乗せたかった。
馬の名は落花生から来ています。
過去にお別れした私の愛猫ピーちゃん(ピーナッツ)から名付けました。
天叢雲剣を既に手しているので八岐大蛇は蛟が連れて逝った事にしました。

*襲来
物語り的にそろそろ夏を迎えるので、暑苦しい額の包帯を取りたかったんですが、おでこにひとつ眼って、グロではないか…と思ったんです。正体不明の影に眼を奪わせ、涼しげな額を実現させました。
因みに眼を奪った奴と夢魔は同じ障気を纏っているだけで別のモノなんですが、主人公達はまだ良くわかっていません。

*彷徨うノラ
夜トを召還したかったので、スサノヲに憧れる存在としてお呼びしました。
神に信仰される神とか素敵なので、夜トにあんな事を言わせてしまいました。

*風に舞う翼
主人公は夜トを振った事を気にしてます。
もっと高い所から見下ろすように、視野を広げろという話です。

*星の雫
薬売りから何か貰いたいな〜と思いまして。
けれども市販品など要らぬ!!!ってことですね。
薬売りは恐らく手先が器用なのでアクセサリーを作って貰いました。
それから苦い薬の服用を円滑にする為に美味しい飴を買ってきて頂き、溶かしてコーティングという作業を黙々として欲しかったのです。
だから道標に金平糖を。
姑獲鳥は“うぶめ”という女の形をした妖怪なのですが、何か嫌な感じなので“こかくちょう”という鳥形の妖怪として設定しました。

*無垢の白面
ただ、クラウドが好きなんです。偶然にも声優さん繋がりだし、良いかな…って。
ちょっと浮気させる為に教会の白い花の下に刺草を植えてみました。
猩猩は猿っぽい姿をしている妖怪なんですが、猿は嫌なのでクラウド出演の都合にぴったりな狼に変えてしまいました。
クラウドが自分をソルジャーだと思い込んだりする原因となる、ジェノバ細胞には悟りに似た力も有ると思ったので。
黒馬はフェンリルの化身です。

*声
猩猩からの情報をうまいこと伝える為のお話ですね。

*燃える華
7月6日の七夕祭りのお話。
アマテラスは織女の要素を少し持ってるみたいな事を昔、何かで読んだ気がしたので。
蒼紅の輩はあの戦国的なアレの二人に似ています。
織女は依り代にちょっと似た感じが良かった。牽牛は罪花罰のあの御方をイメージしました。
自分が消えてしまうかも知れない…という不安を主人公に与えてみました。

*新月 壱
主人公の心を病ませたのは自分だと、自責の念に囚われて欲しかったんですよね。薬売りに。そして珠にはガーっと熱くなれと。
更にそんな自分を嘲笑う姿を書きたかったのです。

*新月 弐
ハイパーが癒してくれるお話です。
落花は普通の馬なので、夢の中でユニコーンに変身してもらいました。
ケルト神話のルーという光明神が乗る、
アンヴァル“輝く鬣”って意味の名なんだとか。その素敵なお馬さんの要素も取り入れて海の上を走って、リフレッシュを図りました。






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