「セラと」
「ユーナの!」
「「 いちにの30分クッキング〜!! 」」
ご覧のスポンサーの提供でお送りします。
古代へのロマン カトルオックス観光
銘菓 ポクテまんじゅう
破壊と再生 ジョニー・テクノロジーCo.,Ltd.
「今回はたっぷり30分もあるわよ〜!楽勝ね!」
「うむ…」
「ていうか私ら初心者なんだから、この程度からはじめた方が良かったよね?」
「逆に工程が増えて、難易度が上がっているのでは…」
「げっ、そゆこと?」
「それに今日は、カンペを出してくれるロールたちもいない。気を引き締めて行くぞ」
「了解だあ!」
@小麦粉をふるいにかけ、卵を割って卵黄を分けましょう。
「ふるいにかける意味あるの?もう粉じゃない」
「私に聞くな。兎に角やれ」
「う〜、手が疲れる。…ってセラちゃん?どしたの?」
「…こ、これは…どうやって黄身だけ取るのだ?」
「私に聞く?」
「ぐ………」
「これはもうねぇ、周りの透明なの(卵白)をセラちゃんがストローで吸い取るしかないんじゃない?ハイ解決!」
「お前がやれ……。もう良い。混ぜれば全て黄色になる。これで解決だ」
「なるほど、さすがセラちゃん冴えてるぅ!」
A卵黄、バター、砂糖を混ぜ、ふるった小麦粉を数回に分けて入れながら、切るように混ぜ合わせましょう。
「切るように…」
「混ぜる?」
「意味わかんない」
「意味が分からん」
「ていうかこの小麦粉、数回って何回よ?」
「切るように…「ように」って……むしろもう斬ればいいのでは?(短気)」
「もう全部入れちゃえ〜、ぜったい分ける意味ないもん!(短気)」
B生地をラップに包み、冷蔵庫で寝かせます。寝かせた生地を3〜5センチの厚さに伸ばし、好きな形の型で抜きます。
「ラップって、これ?こーんなぺらぺらなのに包んで、大丈夫なのかしら?」
「念のため厳重に巻けば良い。…ところでこいつは、睡眠をとるようなモノなのか?」
「どう見ても生物には見えないわよね〜ぇ?まぁとにかく、寒くて凍えないように、3〜5センチの厚さに包んであげようか」
「了解だ」
「それとさ〜、この「型で抜く」って工程……これ、意味あるの?やんなくて良いよね?」
「…マニュアルから外れ過ぎるのは感心せんな」
「だってー、「型」って何のことかよくわかんないし。そもそもよ?厚さが変わった所で、粉やバターで出来たものには変わりないじゃない。ぜったい、無駄な工程だと思うのよね」
「そういう指示があるのだから、従うべきだ」
「もーぅ、セラちゃん!思い出して!システムシステムってそれに従ってばーっかで、マスターは喜んでくれた?」
「………」
「今はただのクッキング!自分の頭で考えて、楽しく美味しくできればそれでいいのよ」
「お前が楽をしたいだけなのでは……。まぁ、良いだろう」
Cキッチンペーパーを敷き、型抜きした生地を等間隔に並べます。180度に予熱したオーブンで15分焼きましょう。
「私とセラちゃんの分で、半分こにしましょうか。えいっ」(ぶちん)
「以前も思ったが、こんな火力でいいのか?」
「まあ、消し炭にするわけじゃあないからね〜。いんじゃない?」
「そうか」
「あ、そーだ!こんな石ころみたいな形じゃなんだから、もっとカワイイ形にしちゃおうかしら」
「うむ。予熱が完了するまで間があるしな………。ん?」
「ガーちゃん(リーバード形態)1/23スケールでも作ろー!」
「予熱から、更に15分だと…?ちょっと待て………こんなの、30分で収まるわけがないぞ?おい、またか!!」
「あり?困った。思ったより難しっ」
「最初からタイムリミットがめちゃくちゃではないか、いい加減にしろ!今回は上手く行ってると思ったのに」
「わーっ!ボロボロしてきちゃったー!」
D粗熱を冷まして、お皿にもったら出来上がり。
生焼けでも、残さず食べましょう。頑張ってね!
古代人女子のクッキー作り(レシピはうろ覚え)でした。
ありがとうございました!