梼E生丸

□水玉と四魂の玉
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だんだんと、声がはっきりしてきた…













『ここから、声がする…』













私はすぐに中に入った…




小さな一軒家だった…














中には、青白い顔をして苦しそうに寝ている男の人…












そして、その男の人に泣きついている女の人…












『ッ…!』








苦しい…

悲しい…

辛い…


不の感情が一気に襲った…












「横になっているかのが、弥勒様…隣で泣いているのが、珊瑚ちゃん…小さい子がキツネ妖怪の七宝ちゃん…そこにいるのがキララよ…」



「珊瑚、弥勒はどうだ?」




「あぁ〜、まだ…目を覚まさないんだ…」









『どうして、覚まさないんですか?』












いきなり知らない子がかごめと同じ格好をしているのだから普通は驚くだろう…












そして、サクラは説明をした…




かごめの親友ということ


私がここにきた理由


私がやるべきことを…












「そうか…私の声がね…」



『弥勒さんを見せてもらっても良いですか?』








見ても何も出来ないけれど、祈ることは出来るから…



早く、治りますように…













手を握りしめ、そう願った…













ピカッー













青い光が弥勒を包んだ…












『な、に?』













「す…いぎょ、く…じゃと…!」













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