赤司くん
□探険!!
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次の日
約束通り、今日は中で本は読まず、そとでトンボを探すことにした。
『トンボさんいるかなー?』
「どうだろうな…」
今は秋、飛んでいると言えば飛んでいる。
けれど、赤司は気が進まなかった…
外にでるのは別に構わない、
しかし、虫を探してるとなると周りにいる子達(男の子たち)が寄ってくる。
それが嫌で赤司は余りしたくなかった。
しかし、ここで嫌だと言えば陽が悲しむ…
それも嫌だ…
「(いざとなれば、どうにかして中で遊ぼう…)」
密かに作戦をたて、トンボを探しはじめた。
『いないねー』
「いないな…」
探してから10分ぐらいがたった…
『トンボさ〜んどこー?』
赤司と手を繋ぎながらあちこち探しはじめた。
『せーちゃん…トンボさん…』
よほど見たかったのか悲しそうに赤司の名前を呼んだ…
「…陽こっちだこい…」
赤司は居そうな所をひとつ思いだしその場所へむかった…
『うわぁ〜トンボさん!』
そこには、数は居ないものの2、3匹のトンボがいた。
「いたな」
『うんっ!』
しばらく、二人でトンボを見てからみんながいる運動場へ向かった。