うたプリ吹奏楽部。

□天才!!
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いつもどおりの部活。
今日は……―――。


「はじめまして、七海さん。」

「あ、はじめまして…えと…。」

「来栖薫です。
 翔ちゃんの双子の弟です。
 よろしくお願いします。」

「お願いします♪
 …でもホントそっくりだね。
 翔くんと。」

「そりゃ、双子だもんな。」

「違うのは、身長、だけかww」

「笑いながら言うな〜〜!!!!
レン!!!!」

「神宮寺に流されるな、来栖。」

「だってよ〜!!!??」

「ひどいなー、聖川。」

「……。」

「でも、ホント翔とそっくりだよね。」

「見分けはつく、がな。」

「日向先生!!!!!」

「わりぃww」


「まぁまぁ…で、薫くんは
 なんの楽器したい??」

「ホルンとかフルートとか
 やってくれると助かる。」

「…あ、僕、ホルンするよ。」

「おお!!!ありがとう♪
 ちなみになんで??」

「翔ちゃんに似てるから。」

「ほほ〜、この薫めっ!!!」

「あはは、翔ちゃんやめてよ〜」


「薫くん、入部届けとってくるね〜♪」

「あ、ありがとう!!」



       ――――――


入部届けはっと…あった。
よし帰ろっ!!!

ドンッッ!!!

「キャッ!!!!!!!!!」

「すいません。大丈夫ですか??」

「あ、はい。こちらこそすいません。」

「ならよかった。
 …では、私はこれで…。」

「…あ!!!!
 名前!!!名前教えてください!!!!!!」

「一ノ瀬トキヤです。
 あなたは??」

「七海春歌です。
 一ノ瀬さん。
 音楽に興味はありますか???」

「ないといえば…嘘になりますね。」


まさか、この方…。
神宮寺さんや翔くんが言ってた…。


「あの!!!!!
 吹奏楽部に入りませんか??」

「吹奏楽…ですか。
 …考えておきますね。」

「ありがとうございます!!!!」

「いえ、では、これで。」

「はい!!」


一ノ瀬さん。
なにか感じる…。

いけない!!
急がなきゃ!!!!


       ――――――


「お、七海。遅かったな。」

「一ノ瀬さんに会ってきました。」

「え!?トキヤに!?
 てゆか、話せたの!?」

音也くんがびっくりしたように言う。

「はい。
 吹奏楽に入りませんかって誘ったら
 考えておく、と。」

「七海すげー!!!!」


一ノ瀬さんは
とてもすごいお方なんだなぁーと
改めて思いました。
 

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