贈り物
□たまにはのんびりと
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「全く!!あなた達は!!」
「「…ハイ」」
今私くクリアと一緒におそろ…いやいや美しい副官に説教をされている
いや、反省はしているんだ
いくら休日とはいえ気を抜きすぎたのは事実だ
しかし流石に一時間正座は厳しい…
隣ではクリアも足を擦ってる
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「…はぁ…とにかく以後気をつけてください」
「「…アイ、マム」」
や、やっと終わった…
計一時間四十分の正座…
いたたた…立てん
クリアも「あうぅ〜」と情けない声を出して座り込んでいる
…何故私達は休日にこんなことをしているのだろうか…
まさかあの後司令部に連行されるとは…
「はぁ…」
「あぁ、そうでした」
ため息をついていたら中尉が帰ってきた
…うわ、嫌な予感しかしない
「さて、ロイ
私達そろそろ帰ろうか」
素早く危険を察知したクリアが腕を引っ張る
中尉はその肩をしっかりつかんでにこやかに一言
「報告書、お願いしますね」
「「…ですよねー」」
次の日、「司令部で私服姿の大佐と少将が必死に報告書を書いていた」というたいへん不名誉な噂が流れたことは知らなかったことにしておこう…