長編


□第4話
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今日は日曜日です

あの変な人の話をした日から三日たちました




「出雲ーおはよ」


私は出雲の前のカウンター席に座った



「おはよーさんってもう12時やけどな」


「ごめん、昨日宿題やってたから寝るの遅くなっちゃって」


「珍しいなぁ
いつもやったら、この時間に泣きながら教えてーってくるのに」


「今日ね!尊とでかけたいなって思って・・・
尊は?」


部屋にいなかったので
下にいると思ったが
珍しくいなかった


「でかけたよ、そろそろ帰ってくる・・・」


ガラン



出雲が話している途中に店のドアがあいた




「いらっしゃ・・・おーお帰り尊!
昼の用意できた・・・あ」


「?ん??」


きゅうに出雲が固まった


どうしたの?って聞いたが返事がない


しかたなくドアのほうを見ると



「ねぇーキング!聞いてる?」


「うるせえ」


そこには爆発すんぜんの尊と
ベラベラしゃべる少年


「お前・・・」


「あー草薙さん!こんにちはー
ここ草薙さんのお店?」


「そや」


「ん?あの子キングの隠し子?」


私のほうを見ながら言った




「ふざけんな」


「じゃあ・・・ま!いっか!」


少年は私の前まできて
私と目をあわせるためにしゃがんだ


「こんにちは、俺は十束多々良、君は?」


「名字名前だよ!」


「名前、こいつやこの間話した変なやつは・・・」


「変って失礼だなぁ」


この人・・・


「名前ちゃんかーよろしくね!」

にこにこしながら言った


「お兄さん・・・不思議な人だね」


「あはははよく言われる」





十束多々良との出会い






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