テニプリBL
□あの時から…
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二ヶ月前…―――――
その日は休みでリョーマは家でゆったりしていた。しかし、階段の下から母の声が聞こえたので、「何?」と声をかけると「買い物行ってきてくれる?」と…。
めんどくさいがしょうがなく「行ってきます」と言って近くのスーパーまで。そこまでは良かった。
帰り道、事件は起きた。
捕まったのだ。
男、3人組に…。
「ねー。オレらと遊ばなーい??」
「そうそう。キミとっても可愛いじゃん。」
絡んできたのだ。ただ、リョーマにとってこんなのは怖くない。いつもこと。
「やだ。忙しいからどいてくれない??」
リョーマは睨みながらそう言った。だいたいこの後は…。
「オレら本当にヒマなんだよね。」
「あいにく通すわけにはいかないなぁ。」
食いついて来るのもいつもこと。だから、鬱陶しくてリョーマは目の前に立っていた男の腹を飛び蹴り。もちろんその男は吹っ飛んだ。
リョーマはその隙に抜けだそうと思ったがそうはいかなかった。もう二人の男がリョーマの腕を両方から掴む。
「はなっ…せっ…!!」
「あいつをぶっ飛ばしといてそれはないだろ!」
「ちょっとだけ付き合ってもらうだけだから!」
二人の男はニタニタ笑いながらリョーマの太股をなでたり、首に指を這わせたりと…。
「やめ…っ…ろっ…//!!」
そんな抵抗をしたところでやめるわけもなく。腕を振りほどこうとしても、男と女じゃ格差がありすぎてびくともしない。
ましてや蹴ろうとしても太股を触られたままで、足があがらない。
けれど、男達の手は進んでいく。ついには履いていたジャージの中に手が入り込み、股までたどり着いた手はそこにある布を指で触っていく。
一人の男の手は布の中まで入り込んでいて、リョーマは気持ち悪くて、溜めていた涙を流し出す。
「やめっ…たす…けてっ!!」
声も出ない。もう、無理だと思っていた時…
「貴様ら何をしている。」
リョーマは思わず驚いた。何とも聞いたことのある。いや、毎日聞いている声だったから…。
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