貴方と愉快な仲間たち

□幼い殺し屋に出会いました。
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ケモノは小さな王国、『アクアガーデン』に住む少女。
水色の毛のもふもふとした可愛らしい狐です。

「んー♪いい天気♪何かいいことありそう♪」
ケモノはアクアガーデンの中でも一番人通りが少ない『ウォーターフロント』を散歩していました。
ここには優しい人もいますが、殺し屋などの犯罪者もいました。
「あれ…あそこに誰か倒れてる。」
そんなウォーターフロントを散歩をしているとケモノは家々の隙間に紫色の子猫が倒れているのを見つけました。

「ねぇ、君大丈夫?どうしたの?」
誰にでも優しいケモノはすぐさま子猫に近寄り揺さぶりました。

「あ…うぅっ…?」
「あ、目覚めた?大丈夫?何処か痛くない?」
「キミはっ…誰…?」
「私?私はケモノ!なら貴方の名前は?」
「ボクは…ボクはポイズン。ポイズン・ザ・キャット…」
ポイズンと名乗った子猫はその小さな身長には合わないとても長いマフラーをつけた赤と青のオッドアイの可愛らしい少年でした。
しかしその身は切り傷や火傷などで大ケガをおっており、ボロボロでした。
「ケモノさん…助けてくれてありがとう…でっ…でもボクはやらないと行けない事があるんだ…。
なので先を急がないとっ…」
立ち上がり去っていこうとしていたポイズンをケモノは腕をひっぱり、引き留めました。
「ちょっと待ってポイズン君。」
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