蒼き薔薇が散る時
□その執事 万能
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ファントムハイヴ家のお世話になることになった翌日。
「ふぁ…」
時雨は欠伸をかいた。
そこに、
和「眠そうな顔してんな〜」
むぎゅっ
「んむっ!?」
和成が時雨の鼻をつまんだ。
「ちょ!和成〜!」
和「ははっ、目覚めただろ」
「もう…」
和成の態度に時雨は呆れていた。
それがもうあたりまえだからである。
着替え終わって屋敷の中を歩いているととあることに気付いた。
「ねぇ和成」
和「なんだ?」
「この屋敷…
こんなにキラキラしてたっけ?」
時雨たちの目の前にはシャランラー☆
という効果音が似合うほど装飾の施された屋敷があった。
和「いや…こんなにキラキラしてなかったぞ…」
「だよね…」
その時、
?「あれ〜?あなたたち誰?」
「へ?」
時雨と和成の後ろに1人の少女がいた。
時雨が自己紹介をしようとすると、
?「かんわい〜!!
あなたとても可愛い顔立ちをしてるわね!」
「へっ?あ、ありがとう…」
?「あたしがもっと可愛くしてあげる〜」
ガシッ
「えッ!?」
?「あら?
あなた、すごく整った顔立ちをしてるわね!!」
和「あ、ありがとうございます」
和成が苦笑いをしながら礼を言うと、
ガシッ
和「えッ」
?「まとめて2人共可愛くしちゃう〜vV」
2「えぇぇぇえ!!?」
そのまま2人は引きずられたのだった。
シエル達が帰ってくるまであと数分
.