守り人

□標的:5
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マンションにつくと紫姫はそのまま部屋に向かった。
そしてそのまま必要なものだけ荷物に詰めた。
そしてそのままリビングに向かった。


「みんな、聞いてほしいんだけど」
光「どうしたんだい?」
「…お母様に呼ばれたから家に帰るわ」
5「!!!」


紫姫の言葉に薬研以外の5人と1匹が驚いた表情を向けた。



「今から行くから、準備してくれる?」
小「分かりました」


小狐丸を筆頭に全員準備を始めた。
そして全員が準備を終えると紫姫は全員を刀の姿にし、背負ってマンションを後にした。


紫姫は帰る前にツナの家に寄った。
家の前で待ってると、


リ「ちゃおッス」
「こんな時間に悪いわね、リボーン」


リボーンが家から出てきた。


「実は一度家に帰るよう言われたの。
それだけを言いに来たわ」
リ「そうか、わかったぞ」
「何かあった時のために一応私の携帯番号渡しとくわ」
リ「分かったぞ」
「それじゃあ」


紫姫はリボーンにメモを渡すとその場を女性とともに後にしたのだった。




――――――――――――――――――――


数時間後


紫姫目の前には一体どのくらいでかいんだといわれるレベルで大きい門があった。
そのまま立っていると、


ゴゴゴゴゴッ


門が開いた。
そして、



『お帰りなさいませ10代目』
「…ただいま」


何人もの着物を着た女性と男性が紫姫を出迎えた。
ここが紫姫の実家でもある六条家だ。


六条家は古くから栄えている名家で、その名は世界でも裏世界でも有名だ。
表ではありとあらゆる分野で知られていて、裏ではあのボンゴレと同盟関係にあるほどだ。

紫姫はそんな名家の10代目当主なのだ。
すると水色のをした和風の家には似つかない服をした青年が笑顔で紫姫の前に来た。


?「お待ちしておりました、紫姫様」
「お出迎えありがとう、一期」


青年、一期一振は笑顔で紫姫の荷物を持った。


一「主がお待ちしております。参りましょう」
「えぇ」


紫姫はそのまま一期に案内された。



――――――――――――――――――――


紫姫は自分の部屋に来ると着物に着替え、自分の刀達を人間の姿にした。


「それじゃあ行きましょうか」


紫姫たちはそのまま紫姫の母親のもとに向かった。



廊下を歩き一番大きな扉を開けるとそこには赤い綺麗な髪をした女性と一期をはじめとする7人の男士がいた。


紫姫はそのまま女性の座っている前にある座布団に座った。
そしてそのまま頭を下げた。


「六条家、10代目当主六条紫姫、ただいま帰りました」


すると女性は笑顔を見せた。


?「おかえりなさい紫姫、突然呼んでごめんなさいね」
「いえ、問題ございません」


そう紫姫が敬語で話していると、


?「もうっ!紫姫ったら!そんな固い話し方はよしてよっ」


と笑った。
それに紫姫が頬を引き攣らせていると、


一「主…?」


門のところで紫姫の荷物を運んでくれた一期がものすごく黒い笑顔で紫姫の母を見た。


?「わ、悪かったわよ…
だって親子なのに敬語なんて肩凝るじゃない」
一「はぁ…」


紫姫の母親が一期に向かって拗ねた表情を向けると、


薬「いち兄も相変わらずだな」


紫姫の隣に座ってる薬研が一期を見て苦笑いを零した。
紫姫は小さくため息をつくと母親を見た。


「普通に話すから機嫌治してよ、お母様」


紫姫がそういうと母親は輝いた笑顔を見せた。


?「さすが紫姫ね♪」
清「紅音様も相変わらずだね」


紫姫の母親、六条家9代目当主、六条紅音が笑顔を向けた。


「それで?お母様は私を呼び出してどうしたの?」
紅「大切な話があるんだけどそれは明日にしましょう。
今日はもう遅いし、ゆっくり休みなさい」
「そうね…そうさせてもらうわ」


すると紅音は笑顔で一期を見た。


紅「それじゃあ一期、夕飯にしましょう♪」
一「かしこまりました。
本日は紫姫様が帰ってくるとうことでみな腕によりをかけております」



そのまま夕飯にしたのだった。





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