歌録

【い】 1件

【色は匂えど 散りぬるを (いろはにおえどちりぬるを)】
色は匂へどいつか散りぬるを
さ迷う事さえ許せなかった…

咲き誇る花は何時か
教えてくれた生きるだけでは罪と
離れられない離せはしないと
抱く思いは心を躍らせるばかり

色は匂へどいつか散りぬるを
さ迷う暇はないけれど後退り
甘えるか弱さと甘えられぬ弱さで
悪夢がやさしく私を弄ぶ

色は匂へどすべて散りぬるを
短き記憶に溢れる想い
枯れ逝く命よ儚く強く在れ
無慈悲で優しい時のように



[戻る]



©フォレストページ