long dream

□第1話
1ページ/8ページ

※注
作中の過去を振り返るシーンで年齢設定がおかしなことになっているのですが、夢小説ということで流していただけるとありがたいです。




季節は冬。主人公の部屋にて。



プルルルル…

プルルルル…



…う〜ん…もうちょっと寝かせて〜…むにゃむにゃ…




プルルルル…プツッ…





…むにゃ…なんの音…?……







……ドタドタドタドタ…



バーーーーーン!!!!!!!



「主人公!!!早く起きて支度しなさーい!!秀くんが来てるわよ!!!」

…うーん?なんか今、ひでくんとか聞こえたような…?

「ほらっしっかりして!」



バサッ!!



「うっ…わ、さーむーいー
ーーーー!!!!!!」

みごとにお母さんに布団を剥ぎ取られた私。
今日は土曜日でしょー?学校ないし、もう少し寝かせてくれても……


って!!!


うわぁぁああぁぁぁぁ!!! !!今日は!!!土曜日だから二限あるじゃん!!!なんで無いと
思ってるの私のばかーー!!!!

「お母さんっ取り敢えず
着替えるから出てって!!!」

「はいはい〜。」



バタン!



ー主人公の部屋
の外では…

「…もう、学校あったのね〜。せっかく秀くん来てるのに…」

「えっなんか言ったあー?!」

さっさと着替えもメイクも終えて、準備万端!
これなら、出席カードくらいは貰えるかな…?!
あの先生ゆるいから大丈夫だよね!!

「何もないわよ…ごはん食べていくの?」

「時間ないからいらないっ!いってきまーーーーす!!!!」


バターン!


「慌ただしいわねぇ〜。まったく。せっかく、秀くん忙しい中来てくれたのに。
主人公、授業あったらしいの〜。ごめんね。」

玄関で主人公を見送ったあと、リビングに居るハイドに声をかける母。

「いや、おばさん、俺も突然すみません。けど大きくなった主人公ちょっと見たかった
なぁー(笑)。」

少しはにかみながら言うハイドを微笑ましいと思いながら、主人公の母も答える。

「そうよねぇ、主人公
ももう大学生なのよねぇ。」

「えっ!もうそんなんなるんですかー。ほな俺も歳とるはずやわぁ」

「ふふっ、まだまだじゃないの、ひでくんも!(笑)もてるでしょう〜?」

「いやいや、そんなことないですよ(笑)彼女すら今はおらへん状態でー…」

「あら、意外!」

「そうですか?(笑)それより主人公に彼氏とかできたら俺、さみしくなるなぁ〜(笑)」

「それが、まったくできる気配がないのよ〜!
あの子だらしないし、このまま貰い手が現れないんじゃないかと思ってるの!
そしたら秀くん、貰ってやって頂戴ね?(笑)」


ーこんな会話が家でされていたとは知らず、のんきに授業を受けている主人公。(笑)


「はっ…くしゅん!!!
………なんなのもう、ぐずっ、」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ