夢
□いつだって君を見ている
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赤司sideー
……………風菜、顔がニヤケている。
まったく、何を考えているのだろうか………
バスケに集中できないじゃないか。
そんなことを思いながらも、やっぱり嬉しいのは事実だった。
部活後にでも聞いてみよう。
------部活後------
風菜「赤司くんお疲れ様♪」
赤「ありがとう、風菜」
いつも通り一緒に帰る。
今日はいつもより寒いらしい………。風菜の顔が赤くて可愛かった。
赤「なぁ」
風菜「なにー?」
赤「今日、体育館の上でニヤケていたな、と思ってな。」
風菜「うっ嘘っ?!なんで見てるの…!!」
赤「見ない方かおかしいだろ。」
恥ずかしそうに、先ほどよりも顔を赤くしてうなる風菜は、自分とは思えないほど愛しくてしょうがない。
風菜「帝光中のころを思い出しただけだよ」
相変わらず顔の赤い風菜を見ながら、くすっと笑った。