かけがえのない過ち


□一章 危機の予感
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「はぁ…はぁ」


俺等わア然としている

俺の予感が的中した…

莉奈ともえが男2人と揉めている
すると男達わ莉奈等の
腕を掴み
強引にどこかえ連れて行こうとしている

その瞬間俺等の血管がひとつきれた

ソイツ等の所にダッシュで行く

するとそいつ等わ俺らに気づき
逃げようとしたところを
莉奈がそいつ等の服を掴む

「はやく!」

その瞬間に俺たちわ
その男等の胸ぐらを掴み逃げれないようにした

「てめぇ等俺等の女になにしてんだ?理由がどうであれ
ただじゃすまさねぇぞ‼‼」

男の顔をおもいっきり殴った

拳にすごい感触がはしった

竜兵もすかさず男を蹴り飛ばす

それからわ無邪気やたらに
殴りまくる…

むごい音が何分も続く

自分が何をしているかわからなくなっていた

莉奈ともえが横でなにか叫んでいる

「……めて ……もぅやめて‼」


はっ

正気に戻った
気づくと男わ地面に無惨な姿で這いつくばっていた…

まだ竜兵は殴り続けていた

「おい!!竜兵!やめろっ おい!」


竜兵は手を止めた

2人の男の顔わ真っ赤に染まっている

「お前等やりすぎよ!」
莉奈が泣いている

状況がなぜかうまく把握できない


すると近所のおばさんが
こっちを見て電話をしていた


「終わった…ポリに連絡されてる」

俺わ絶望した

「大丈夫だろ?ちゃんと説明したら分かってくれるよ」
竜兵が励ましてくれた

でもそんなうまくいくはずがない
いくらなんでもやりすぎてしまった


俺等わなんども警察にお世話になっている

今度こそ鑑別所だ
少年院だって可能性わある

いままでわ14歳未満だったから
少年法にまもられていたが
もぅ15だ…

俺わ震えた

するともえがそっと頭をなでてくれている
不思議と安心感があふれる

おれわなぜだか涙がでた
頭がごちゃごちゃだ

そうもしているうちに
パトカー 救急車がきた

倒れ込んでいる男たちお担架で救急隊員が運んでいる

パトカーから出てきた警官が
こっちに向かってきた

「なにがあったんだ?」

皆無言でだまっている

「とりあえず本署で話を聞く
みんな2人2人でパトカーに乗って」

黙ってパトカーに乗った
なにも考えたくない



本署についた
いつ来てもこの建物わ威圧感がある
なかに入ると莉奈等が先に4階の少年課取り調べ室につれて行かれた
俺たちわ喋る事もなくただひたすら沈黙していた

するとさっきの警官が来た

「お前等 ちゃんと正直にゆうんだぞ?」

俺わ黙っている

俺達も取り調べ室へと呼ばれた
心臓が飛び出そうだ


コンコン


「失礼します」

部屋に入ると
竜兵と俺わ別々の部屋えとつれて行かれた

最後に竜兵と目であいづちをした

なんのあいづちか分からないがなぜか落ち着く

取り調べ室にはいると
でかいおっさんが腕組みをして立っている

俺の担当の内村刑事だ
軽く会釈をすると

「まぁたおまえか!!っ
なんどきたら気がすむんだぁ‼」

怒鳴り散らかされた
最初のお決まりの説教だ

「今回わ俺もフォローできないぞ?覚悟わできてんだろうな?」


「はい…」


俺わ覚えてる事…全て話した

全部正直に
どこかで分かってもらえると
信じていたからだと思う

すると内村さんがいった

「どうしてその女の子達わ揉め合いをしてたんだ?」

そういえば俺等わなんにも知らねーで殴りかかったんだった

「知りません」


「どんな関係もか?」

「はい」


「んなわけがないだろ!」

いや知らねーよ
これだから刑事わ嫌いだ

「まぁもぉいい…ちょっとまってろ」


俺わ部屋に1人になった…
また涙があふれてく

(帰りてぇよ…)

あの時ちゃんと学校にいってればよかった

いやでももし俺等が学校に行ってたら
莉奈等わ…
そう考えるとなんだか
これで良かったような気がしてくる


竜兵は今どんな状況なんだろぅ

ちゃんと正直に言ったかな?

莉奈等はもぅ帰ったのかな?


頭がいてぇ

どれぐらいたったろう
俺わ気づくと少し眠ってしまっていた


ガチャッ


「吉村〜てめぇにいい情報と悪い情報が
ある、」


なんだ急に…

「教えて下さい」



「え〜さっき話してた
女達がなんで揉めてたか知らないって
話は疑いがはれた」


いや俺からすればいい話でもなんでもねぇっつうの
まぁめんどくさい取り調べがはぶいたってだけか


「それからなんで揉めてたかもわかった
あの子達がマンションの下でタバコを
吸っていたところをマンションの管理人さんと
その友人がそれを注意しに行っそうだ」




なんか嫌な予感がする…



「まぁ何度も注意されていたらしい
最初は軽く注意したらしいが
女の子の1人がタバコの吸いがらを
管理人達の足元に捨てたらしぃ
それで怒ったあの人達が事務所に連れて行こうと
したところをお前等が…」



俺わ頭が真っ白になった

(え?…俺達が殴ったのは管理人?
変態でもなんでもい、管理人?この刑事の言ってる
事が全然理解できねぇよ)


刑事が重苦しそぉに口を開いた

「まだ悪い話わ終わっちゃいない…
相手さんがたが被害届を出した。
お前等は完全に逮捕だ
もぅそろそろ逮捕状が届く」


机に崩れ落ちた
泣きじゃくった…
あんな母親だけどもぉ当分会えないとなると
すごく辛い あんときちゃんとご飯食べれば良かった

くそっ…


「ちょっとまってろ」
内村さんが出て行った
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