砂道

□光があれば、変われたのかな
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すべてが色褪せて見えるこの瞳
君がとなりで笑っていてくれるなら、
何か変われる気がする

君の笑顔はきっと温かいんだろうな
君の笑顔はきっと自信たっぷりで眩しいんだろうな

ずっと考えてるのは君のこと
でもそれは、どれも想像でしかない
触れたいのに届かない
そんな距離の中に私は生きてる
君が遠い
生と死よりもっと遠いこの距離を...

もし君に逢えたら一番に、
君に触れて君の存在を確かめたい
確かめて、その感触も君の体温もぜんぶぜんぶを私の中に刻み付ける
君に逢えたその日その時その瞬間をずっと憶えていたい
その時だけは君の近くに在れたことを

生きるってことはすごく大変だ
死にたいけど死んで何になる
君に逢えるわけでも、消えれるわけでもないのに
意味のない行為はしたくない
もしもその死で私が君への想いをなくすことなんかになったら、
私はどうしていいかわからない
今の私の在る意味さえなくなることになる
死で今持つすべての1つでも失うなら、
死に意味などないに等しい
後悔なんてない
あるとすれば生まれてきたことだ
私は消えたいのだ
空気にも埃にも何にも生まれたくはなかった
あるとすれば生まれてきたこと、1つだけ
人間で生きるって大変だ
人間の中で人間として生きるのはすごく疲れる
生きるって辛い
 

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