泥道
□後悔
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首が腕が脚が崩れ落ちる
その瞬間 噴き出す綺麗な赤い血
排気ガス臭かった世界が鉄と腐臭に一変した
脳が涙が涎が流れ落ちる
その瞬間 溢れ出す僕の快楽
モノクロでくだらなかった世界が赤と狂気に一変した
ただ 通しただけで壊れるような脆い玩具はいらない
骨が形が人が時に消えた
その瞬間 零れ出す僕の矛盾
気付いて欲しかったんだ僕の孤独と恐怖に ずっと
記憶や感情が薄れて消えた
その瞬間 壊れ出す僕自身
後悔しても遅かった だって僕は世界で独りぼっち
...ぼとり
欠けた僕
積まれた屍の数だけ また僕は後悔する