色褪せた七色のキセキ
□Q00 物語の始まり
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消えかけていた僕を見つけてくれた赤色
僕を影として必要としてくれた青色
僕を嫌っていると言いながらも優しくしてくれた緑色
しょっちゅう口喧嘩していたけど必ず最後には仲直りをした紫色
とても弱いこんな僕を好きになってくれた桃色
そして、影の薄い僕を尊敬し慕ってくれた黄色のキミ…
君達と一緒にいた毎日はとても輝いていて鮮やかだった…
嬉しかった、僕を必要としてくれた事が……
皆で笑いあった日々はとても楽しくて、こんな幸せな日々が、ずっと続くと思ってた…
いつからか、君達は笑わなくなった
そして、僕を必要としなくなった…
君達は僕をおいて先に進んでしまった
それでも…それでも僕は
もう一度
君達と一緒に
笑いあいたいんだ…