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□え?宿題って終わらせるものなの?
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宿題もそこそこ終わってきた頃には、もう外は真っ暗だった。
「あー…もう遅い時間だな」
「じゃあ今日は鬼道の家にお泊りだ〜」
「イエーイ」
けだるそうにそう言い、いつの間にか鬼道の家にお泊りと決まった。
ちなみに、一応最初から鬼道の家で勉強をしていた。
「そうだな、もう遅い時間だし、ウチに止まるといい」
「いいのか?鬼道」
「悪くないか?いきなりお泊りとか…」
風丸と土門が申し訳なさそうに言った。
「ああいいさ、べつに問題ない」
「でも…」
「何より、円堂の宿題を終わらせるのが最優先だからな…」
鬼道がふっ…と笑った、目は笑っていなかったが。
その夜、皆が寝ていたりゲームをしていたりと思い思いの時間を過ごしている中。
円堂だけは机と向き合わせにさせられていた
「なんで俺だけ…」
「お前以外は終わってるぞ」
円堂は言葉をグッと詰めた。
「うー…サッカーしてえよ…」
「その前に、宿題をしてからな」
「うわあああん」
円堂は泣く泣く宿題を終わらせないたのであった。