紅と蒼

□01.未定
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・・・───奈来、




誰かの私を呼ぶ声が聞こえる。




どうか、あの子を守ってあげて・・・




・・・あなたなら、きっと大丈夫




暗闇の中、温かい声音で




例え何年会えなくても、あなたたちの帰りをずっと待っているから───・・・




またいつかの二人の笑顔を、悲しみじゃない幸せに満ちた笑顔を見せてちょうだい




そう、聞こえた。




・・・───────何時かの記憶。




今日も私は何時かの未来≠フために、その手を自ら深い闇に染める。
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