弾丸論破
□強がり幼馴染と左右田
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「お前って全然笑わねーよな」
突然そういわれた
『は?』
思わずこんな言葉が出てしまった私は悪くないといいたい
「いや、昔はよく笑ってたのになと思ってよ」
『何それ、子供じゃないんだし面白くもないのに笑わないわよ』
そういえば私っていつから笑わなくなったのかしら・・
ま、そんなこと考えてたってしょうがないわよね笑えないものは笑えないんだもの
「あー、あと泣かなくなったよな」
『昔よく泣いてたのはアンタの方じゃない』
昔でも私アンタの前で泣いたことほとんどなかったわ
「うっせうっせ!お前だってつられて泣いてたじゃねーか」
『昔の話でしょ』
そもそもなんで急にこんな話しだしたのかしら
相変わらず考えてることがわかんないやつ
「そうだけどよ・・なんていうかお前相談とかもしてくれなくなったじゃねーか」
『そんなもんでしょ』
「もっと俺に頼れよ、幼馴染なんだしよ」
なにそれ
『アンタに頼るほど私はそんなに弱くないから』
だから結構よ、なんていう私はアンタにとって相当かわいくないでしょうね
それはアンタのその眉間に皺をよせてる顔でわかる
「んだそれ、幼馴染だろ俺たt『”ただの”幼馴染よ』」
「っち、もういい俺は帰るかんな!」
『お好きにどうぞ』
すごい音を立てて扉を閉め帰ったあいつの去り際の姿をずっと脳裏に焼き付けて思う
『ただの幼馴染だもの・・・』
それ以上を求めてもどうせあなたは答えてくれないでしょ?