弾丸論破
□たじたじ眼蛇夢
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「おい貴様」
『なにかな田中くん』
修学旅行が始まってから数日。
田中くんは毎日私に話しかけてくるようになりました
なんでも彼曰く、私は”特異点”らしい
特異点って他とはちがうって意味だよね
つまり彼は私のことを友人として見てくれているに違いない！
「今日はだれと出かけるのだ」
『うーん、まだ決めてないかな』
「ならば貴様の時間を俺様に寄越すがいい」
『いいよー』
私はいままで友達という友達がいなかったからこうやって友達と仲良く出かけるというのがすごく楽しい
田中くんもそうだとうれしいなー
『あ、田中くん田中くん』
「なんだ」
『田中くんのこと名前で呼んでもいいかな？』
「！！？」
『だめかなぁ？』
やっぱり友達といっても田中くんは名前で呼ばれるの嫌かな？
そのせいで避けられたりして・・・嫌だなそれは
「べ、べつに好きに呼ぶがいい」
『ほんと！？』
「俺様が嘘をつくように見えたというのか」
『ううん！うれしくってさ』
「そ・・そうか」
あ、眼蛇夢ってばまたストールで顔隠してる
よくやってるのを見るけど・・・癖なのかな
『ねぇ眼蛇夢』
「な！なんだ」
『その顔隠すのって癖なの？』
「これは外壁から身を守るためにやっているのだ！決して恥ずかしいから隠しているなどという勘違いをおこさないことだな」
『うん、わかったー』
「あぁ・・・・」
なんだかよくわかんないけど眼蛇夢ってやっぱり面白いなー
『眼蛇夢！これからもいい”友達”でいようね』
「・・・そうだな・・・・」
「もう可哀そうすぎてみてられないっスよ！」
「田中さん御労しや・・」
「田中くんの恋はいつ報われるんだろうね」
「当分先だと思うぜ」
上から澪田、ソニア、輝々、左右田