弾丸論破

□狛枝と友達になる
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「おはよう、僕みたいなゴミ屑が君のような才能あふれる希望に話しかけちゃってごめんねでも挨拶しないほうが最低だよねごめんね」



なんだこいつは、というのが正直な感想


最初にあったときはなにこのイケメンでかいくせにひょろいし白いと思ってたけどいまはそれプラスめんどくさいというのも加わった


狛枝はしゃべらなければまぁ、モテるだろうけどこのしゃると残念という言葉がものすごくわかりやすいやつっているんだなー



「あぁ、うんおはよう」


「僕が話しかけたことによって君の気分を害してしまったんだね、もし見るのもいやというほど君が僕のことを嫌っているのだとしたら僕のことをナイフで刺しちゃってもいいんだよ、希望の糧になれるなら本望だよ」


うん大丈夫、とかいいながら私にナイフを渡してくるこいつってやっぱり異常だわ


でもそれ以上に狛枝のことを気にかけてる私の方が頭おかしいのかな


「ねぇ狛枝、そういうのやめて」


「あ、やっぱり僕に話しかけられるの嫌だよねごめんね今すぐ君の視界から消え失せるから」


「じゃなくて」


「・・・?」


「そういうしゃべりかたやめてってこと」


「僕の話し方が気に入らないんだねごめんねもう話しかけないほうがいいのかな?」


おもわずため息をはいた

どうしてこいつはネガティブな方向にしか考えないのだろうか・・


若干俯いていた顔を上げると狛枝が悲しみと不安を混ぜ合わせた顔をしてこっちをみていた


「あーもう!あのね狛枝!私はあんたと友達になりたいの対等な友達ね!」


「友達・・?こんな僕と友達になってくれるの?」


「その僕なんかっていうの禁止!自分を卑屈に考えて今度私に話しかけたらデコピンするからね」


そういうと狛枝は笑顔になって私の手を取ると上下に振った

うれしかったのか狛枝のバックにお花が見えた


「ありがとう!僕の希望だよ君は」


「ん?いままでは希望じゃなかったの?」


さっきまでは希望だとかいってたくせに


「ちがうよ、僕だけの希望って意味だよ」


「・・・?」


「ふふっ、今はわからなくてもいいよ」


そのうちわからせてあげるから、というと狛枝に手を引かれた


目的地は教えてくれなかったけど狛枝と友達になれたうえに口調を改めてくれたので良しとするかな





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