落花流水作品書庫
□出逢い
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少女はいつも一人だった。
友人と呼べるものの存在はいるが、冬場まで会えないため、いないに等しかった。
そんな少女が出会ったのは、一人の妖怪。
「あなたは食べてもいい妖精?」
無邪気にそう聞いてくる彼女に少女は微笑んだ。
「あたいは幻想郷で最強の妖精だから、食べちゃダメ」
そう云うと彼女は指を口に銜えながら
「そーなのかー」
と引き下がった。
それが、氷の妖精と宵闇の妖怪の出会い。
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