*Dream*
□エンドレスサマー。
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「涼太、大好きだよ」
私がそう言うと涼太は、本当に嬉しそうに笑う。
胸の高鳴りが押さえられず、私は涼太に抱きつく。
「俺も、名無しさんっちが大好きッス!」
そう言って抱きしめる力を強める涼太。
「あ、一番星が見えるッスよ!ほら!」
そう言われ上を向くと、まだ赤く染まっている空には、輝く一番星があった。
私は、一番星に願いをかけた。
(どうか、どうかいつまでも、この幸せな時間が続きますように)
「名無しさんっち、何かお願いしたんスか?」
「まぁね」
「どんなお願いしたんスか?気になるッス!」
「えー、秘密だよー」