*Dream*
□君との夏。
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それにしても・・・
「あーつーいー!!!!」
「結局そこに戻るんですね」
「だって暑いんだもん!死ぬって!」
「僕が生きてるんですから大丈夫ですよ」
何、この妙に納得出来るような気がする理由。
何も言えなくなっちゃうじゃないか!
「名無しさんさん黙らないで下さいよ」
「え、あ、ごめんごめん」
笑いながら謝罪の言葉を述べる私に、はぁ、と一つ溜息を吐くテツヤ。
そういえばさっきから、ずっと気になってることがある。
暑さのせいで、汗が出る私と違い、テツヤは汗一つかいてない。
え、何これ不思議!
「テツヤテツヤ!」
「何ですか?」
「何でテツヤは汗かいてないの!?」
唐突過ぎる私の質問に、目を見開くテツヤ。
確かに、我ながら変な質問したな、とは思ってる。
けど気になるものは気になるじゃんか!