黒子のバスケ<短夢>
□車椅子
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『すいません。』
私はエレベーターの場所がわからず
黒髪で眼鏡の笑顔の男子生徒に声をかけた
『すいません。エレベーターは何処にありますか?』
男子生徒は不思議そうな顔をしたが直ぐに車椅子とわかりエレベーターまで押してくれた
『ありがとうございます』
「ええよ、対したことしてへんし」
『いえ、助かりました。えっと−お名前は・・・?』
「あ、オレか?今吉翔一や」
『今吉さんありがとうございます』
「また、なんか困った事あったらオレに言いや」
『はい』
って『え?』困った事あったらって
この人は何を言っているのだろうか?
『あ、あの〜』
「なんや、」
『困った事があったらって』
質問をしてみると今吉さんは笑顔で
「バスケしてたんやろ?うちのマネージャーやってみぃひんか?」
どうして私がバスケしてたのこの人はわかるの?
「バスケ好きなんやろ」
『ど、どうして私がバスケしてたの分かるんですか』
そんな驚く事言ってないよ
って顔をする今吉は
「その筋肉、バスケしてたって証拠や」
その言葉に私はすごいと思ってしまい
『こんな車椅子の私でよければマネージャーやらせてください』
言ってしまった
すると
ホンマいいんか?
キラキラとした雰囲気になった今吉さん
『はい。お願いします』
そして私の新しいバスケ生活が始まった