その他×
□てにクロ
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合宿所から手塚が去り、
青学は２人になっちゃったね・・・なんて､
菊丸と話していた不二だったが、
ここへきて負け組が合流した。
嬉しくて｢歓迎会｣の話が出る。
賛同したのは菊丸だけでなく、
他のチームも同じこと。
負け組に内緒で こっそり準備に掛かる。
コーチ陣の許可も取り、
騒ぐのは判っているから、
先に高校生達にも謝っておいた。
郷土料理は揃っているけど、
特に皆の好物を置いて貰えるよう手配済み｡
でも歓迎会なのに飲み食いするだけ？
そう言い出したのは幸村である。
｢他に何するんにゃ？｣
菊丸の問いに幸村はニンマリと笑う。
｢そりゃあ何かの出し物でしょ？｣
｢何かって？｣
幸村の答えに、
次に問うたのは不二だ。
｢特技なんかの披露かな？｣
不二と菊丸は顔を見合わせる。
いきなり言われても直ぐには思い付かない｡
因みに話をする此処に居るのは、
不二と菊丸と幸村の３人だけである。
｢手っ取り早く、
歌とダンスでいいんじゃない？｣
それって手っ取り早いのかな・・・？
予定している歓迎会は明日の夜だ。
１日で覚えるのは大変だと思うのだが、
幸村は既にその気になっている。
｢幸村は歌とダンスかぁ・・・
不二〜、俺等はどうする？｣