兄×ボクSS

□お兄ちゃんだよ!
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「残夏ぇぇぇぇぇ!」

「「「誰ぇぇぇぇぇぇ!?」」」

はい、みんな驚いてるね〜。
俺はサプライズとか大好きです(キラッ

「あのー、本当に誰かなぁ〜?」

ちょっと困り顔の残夏。

「可愛いい〜!やべーよコレ!
ていうかはじめて声きいたよ!?誰かビデオを!録画しねー「阿呆〜!」

「か、海里!?」

あーあ、来ちゃった。
俺、怒られる(泣)

「あなたって人は順番を考えて行動して下さい!
いきなり知らない人物が抱きついてきたらどう思いますか!?
それにラウンジにおられる皆様なんてドン引きしてますよ!」

はい、大勢の前で年下に怒られる俺、恥ずかしっ!

「ごめんなさい。これからはちゃんと考えて動きます。」

正直に謝る俺、素晴らしい。

「分かればいいんです。」

状況が飲み込めないラウンジの皆様。はい、すいません。俺のせいです。

「5号室の住人だとはきいたが、君たち何者だ?」

4号室の女の子がきく‥‥っていうか俺あの子の名前知らねえや。

「それに夏目さんのことも知っていらっしゃるようですし‥‥」

女の子の近くにいた男だ。

「ねぇ、あいつのこと知ってるの?」

美人のお姉さんが俺の残夏に話しかける。

「‥‥知らない‥」

俺にいきなり抱きついかれたのがびっくりしたのかちょっと怯えたような喋り方だ。
可愛い!

「夏‥目、知らない‥‥って。あなた‥たち‥‥夏目の‥な‥に?」

たい焼きを食べながら俺たちにしゃべりかけてくる可愛いおっとりした女の子。

俺が残夏のなにかって?

俺は、そう俺は!

「お兄ちゃんだよ〜☆」

はい、ラウンジ沈黙

いっせーので!

「「「お兄ちゃんンンンンンンン!?」」」

おー、面白い

「そうだよ♪」
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