Novel

□夢の続き
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それに気づいた土方さんが、キッと隊士達を睨みつけと、それを見た全員が青ざめた表情をしてその場を去っていく。
「あららぁ土方さんは怖いなあ」
言うと土方さんがこっちを向いて、さっきとは全然違った表情見る。

「怖くなんかねぇよ」
むしろお前の本性の方が怖ぇだろ、と土方さんは続けた。

「何のことですかねィ」
ふっと笑って瞳を見つめてみる。
綺麗な色だなあっていつも思う。瞳孔なんてモロ開いてるけど大好きな鋭い目…
土方さんも同じようなこと考えてくれてるといいな。
「ねぇねえ土方さん…今日見回り途中でどっか行きませんかィ?」
すると少しだけ苦笑して寄り道程度ならな、と言ってくれた。
やっぱこの人は俺には弱いなって改めて思う。
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