Novel

□夢の続き
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「う…んぅ…」
目が覚めた。あくびをかみ殺しながら手と足を大きくのばしてけのびすると同時にグゥーとなった腹が鳴った。
「お腹が減った…」
とりあえず朝食をたべようと食堂に向かった。
「おはよーごぜーやす近藤さん」
「おう、おはよう総悟!」
他の隊士からもおはようございますってあいさつされたのを適当に流しながら土方さんの姿を探した。
「土方さんおはようございまさぁ」
「総悟か…テメェ朝練サボりやがったな…」
ごめんなさいって言って軽く口づけた。そしたらグッて土方さんが舌を探した入れてきた。
朝からみんなの前でキスをするのはもう日常的な2人とは違い、他の隊士はいつも顔を真っ赤にしてハッと俯く。
「土方さんご飯食べないんですかィ?」
「今から食うとこだ。あんま好き嫌いすんなよ」「土方さんもマヨとりすぎないでくだせェよ?俺、"副長の座"はほしいですけど土方さんが死んじゃったら"土方さんの彼女の座"がなくなっちゃいまさァ…」
俺わがままだからどっちも欲しいんです…と続けて上目使いで土方さんをみつめる。
「こいつ…」
と土方さんが呟いてまたキスをした。
周囲の者はいらだちを覚えた。
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