諧謔
□邂逅・・・・・・していいの?
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――意識が、朦朧とする・・・・・・
『――連れていってあげる』
これは、あの時の・・・・・・
そう言えば、あの時、このあとに何か聞こえた気がする――
『・・・・・んを・・・てくれ』
さっきとは、違う声
『どうすれば』
何・・・これ・・・・・・
『生きてて欲しかった・・・・・・!』
懇願する声が最後に響く
助けを求めるような、そんな声
一体誰が・・・・・・
『嫌・・・・・・どう、して・・・・・・』
また違う声がする
『――あの人は、殺しても死ぬような人じゃありませんから・・・・・・!』
殺しても死なない・・・・・・?
一体誰が、何の話をしてるの
やがて、その声も聞こえなくなった